So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

カラスのナキガラ

今日は休日だった。
昨日も休日だった。
出かけたらいい場所もあったけど、家に居られる連休が2ヶ月ぶりだったので休むことにした。
一昨日に労働後深大寺の温泉で湯に浸かり、二日間一歩も外には出ないって決心で連休したのだが、カレーの材料が足らず今日はスーパーに行った。

帰る道、なんとなくいつもと違う道で曲がってみた。

それは広々と芝生を育てている農地沿いで、刈りたの秋いろの芝を横目で見ながら自転車を漕いだ。その芝地が終わるあたりに黒いかたまりが目に入り、ん?なんだ?と思い、通り過ぎてから戻って見るとカラスの死骸だった。
初めて見た。
コロンと芝に寝転んでるみたいに死んでいた。
クチバシの大きさを見ると少し小ぶりで、まだ若いカラスなのかもしれない。頭から首にかけてもぽわぽわ柔らかそうで、ぬいぐるみみたいだった。何かに傷つけられた様子もなく、口から泡なども吹いていない、ただ足には力が入ってる。
周りに他のカラスはいない。
柵の向こう、広がる刈りたての芝の隅に、ぽつんと横たわってる。
こんなところで死んでしまうものなのか、とても不思議な気持ちになってしばらく見ていた。
絵に書こうって思って、一枚写真を撮って、手を合わせてその場を離れた。

うちのアパートの一階の壁には無防備にアゲハの幼虫が蛹になってる。
階段ではカメムシが仰向けで死んでいた。
わたしは部屋に入り、カラスの死骸を絵に描いて、それからカレーを作った。
そんな休日だった。

IMG_4477.jpg

toge

******************************

前のブログから何も綴らず、4ヶ月以上。
それなりの出来事と、それなり以上の出来事と、それなり以下の日常を送っていました。
さっきコンビニに行ったら、もう外では息が白く、冬みたいに空気がキリッとしてた。
夏らしくない8月に八つ当たりするくらい冴えなく暮らし、そのまま夏不足に拗ねてる秋。うとうとしながら夢うつつな毎日だった気がします。命の無駄遣い、、、って大袈裟だな。いろんなこと考えては泡のように消え、また考え、手の内にはまだ何もない、ぼんやりぼんやりです。
そろそろ起きねばね。また、ちょいちょい駄文を綴ってゆこうと思います。

******************************
オオトウゲマサミTwitter
https://twitter.com/togebarba

レモンツリー

入院のお見舞いに鉢植えはダメだってのと話を混同してるだけかもだけど、家に鉢植え置いても根が生えてしまうかなと、このアパートに越してから鉢植えは買わずにいた。部屋は気に入ってるくせに、なんかね。それに緑との付き合いが下手で、枯らしちゃうから木や花に悪いなって。まぁ緑だけでなく、何かをちゃんと育てることができたことない。飼いたいって言ってもらった犬はお母さんの犬になった。インコ死なしちゃったし、金魚はもっと死んだ。やだなー。ぬいぐるみが好き。かと言ってすごく可愛がるわけではない。気が向いた時に撫でたり、埃を取ってあげるくらい。

でも、最近は見守るのが好きになった。
人間的に成長でも進化でもなく、変化。
見守るのはあの子ね。
アゲハの子。
このアパートの植え込みで出会った、ネコヨラズの木に宿る命。
(長く山椒の木だと勘違いしてたけど……はずかしぃ〜)

こっそり観察してたのも大家さんにバレて、やや気まずく、しかも最近ちょっと奥に植え替えられた。たぶん悪意ではなく、伸びるて道に出てくると切ったりするから、伸びてもいいとこに植えてくれたんだと思う。うん、いい風にとってる。
でも、、、、、観察し辛い〜。もうトゲヨセズの木。

それで観察バレたあたりから「もう自分のベランダに柑橘系の木を置くか否か」が、もうしょっ中あたまん中の議題に挙がってて、「ムクドリが巣立ったらいいんじゃない」って意見にほだされ、火曜にとうとうバイトの帰りにホームセンターの植木売り場へ寄った。

で、とてもとてもかわいい「レモンの木」を見つけてしまった。
2cmくらいの青い実がいくつも付いてて、葉っぱのかたちもつるんとかわいいし、枝ぶりも素敵!これだわ!!って思ってから、売り場をグルグル。
だって、これ、アゲハの子の餌にしようとしてるんだよね。
スマホで「レモンの木 アゲハの幼虫」って検索したら、レモンの惨状と幼虫の駆除のことがいっぱい出てくるし、、、どうしようどうしようってグルグル。
これは「ひとりっ子政策」だな。
卵がひとつ付いたらネットで保護だな。
それでも4齢幼虫とかになって、あまりにもな食欲が出たら愛情のわかない山椒の木でも与えるか。ってもう飼育じゃないか!エゴだわエゴだわザワザワザワ混乱

で、結局買った。
ダンボールの箱に入れて自転車かごに乗せて帰ってきた。
「ふふ、拾った子みたい」てな感じで。
IMG_3340.jpg
んーーーーかわいい
「でも餌にするんでしょ」
うううーーーーー声が聞こえる
外に出す決心がつかない
「太陽浴びたいな」
ですよねーーーーーーーーーー

なんかオカシクなる。
どうかしてるのかな、わたし
アゲハの子か、レモンの収穫してレモンケーキか
「わたしは誰の餌になるの?」
IMG_3339.jpg
……とりあえず、あなたを枯らさないよう頑張ります。

toge

ずっとハッピー

2017年6月9日
Theピーズ30周年日本武道館
いつも通り、いつも以上、ばっちりなライブ
武道館がピーズに一番似合う場所だった

いろんな人がピーズの武道館を応援して、イブにはハルくんの愛する永ちゃんからのメッセージって、、、、見てるこっちがパニックで、ピーズに向けて「善」のパンドラの箱が開いちゃって、もう混乱の世界きたみたいに思ってた。
そんなたくさんの想いを、3人てば一瞬で何倍にも膨らまして返してきた。まさかのヒゲダンスで!軽やかにパーーーンと。
幸福感の爆発、そっからもうずっとお花畑。

細々したことはレポのプロに任せるとして、とにかく演奏がばっちしで、かっこよかった。最高。
わたし、武道館いっぱいになんなくても、この日にいい気持ちで音楽やってくれたらそれでいいって思ってた。集客失敗しても演奏成功すればいいなって。ピーズ大好きな人はきっと集まるし、その人数とかの合計は想像つかなかったから。。。
大好きな人、いっぱいいたーーー。
ピーズはアビさんの血になり肉になりって言葉にあったみたいに、体にひっついちゃうんだと思う。記憶とかより、傷跡みたいに、あいまいじゃなくはっきりと生きて行く限りそこにあるような、、、大きさや形はみんなそれぞれだけど、、、剥がすことのできないピーズへの愛を持つ人でいっぱいな武道館。。。。
天国みたいだった。

かっこよくて、チャーミングなピーズの3人
3時間、予定オーバーしてもやりきってくれてありがたい。
それでもあっという間だったし、まだまだ武道館で聴きたい曲ある
最高だったから、また武道館やりたいって思ってピーズやっていってほしい。
余韻の中、せっかちで欲張りでごめんね。

朝帰り、駅で始発のバス待ちながらベンチでうとうと。
家に着いたらベッドに倒れこみ、武道館の日が終わった。
24時間起きてたとかそういう問題でなく、ほんとうに濃くて濃くて、長い1日だった。
武道館前のことが遠くに思える。

ん?パンドラの箱って災い飛び散って希望だけが残ってたんだから、
箱開いたって感じたのは希望が飛び散ったってことか?
さてさて、希望がまかれた武道館後の世界で、どう生きのばしてゆこうかね。

IMG_3280.jpgIMG_3281.jpg

プラハにいつかゆけるだろうか

閉館時間ギリギリの「ミュシャ展」に滑り込んできた。
これまでミュシャについてぜんぜん知識なかった。NHKでやってた特番見て、パリ時代の作品は知っていたので、あーーあれらの絵を描いたのがミュシャなんだ。。。ってくらいだった。その放送を通して、今回日本にやってくる「スラヴ叙事詩」がミュシャが人生をかけた作品で、とんでもなく大きな作品だって知った。それがプラハから空を飛んで、しかも全20点の作品群が日本で見られるなんて考えられない、これは見なくては!って思ってた。
のに、3カ月もあった会期の終了二日前に行ったこと、今後悔してます。
もっとゆっくり、何度も見たかった。でもでも、見られて本当によかった。

入場するのにわたしは80分。数字だと引いてしまうけれど、新国立美術館はどこを見ても美しい造詣で、外の木々の輝きも青空も含めて素敵な場所。ぐるぐる列になって回るのも目に楽しかった。もしかしたら少しは怠かったかもしれない、しかしもういい記憶しか残ってない。

mucha-2.jpg
会場に一歩足を踏み入れて、slav1とslav2が目に入った瞬間、すごい……と思わずつぶやいて泣きそうになった。でも我慢した。想像を超える大きさ、迫力のある構図、隅から隅までの繊細な美しさ、涙は流れていないけれど、ずっと動揺していた。衝撃。
これチェコの国宝でないの?いいの?こんなの日本で見れていいの?
ってことも頭をぐるぐる回っていた。
わたしミュシャが「スラヴ叙事詩」に込めた想いはぜんぜん汲めてないと思う。
ただただ、見せてもらえたことに感謝しています。

ミュシャ展スラヴ叙事詩展示風景
(すでに展示されているのがslav1、展示準備されてるのがslav2です)
https://www.youtube.com/watch?v=kMRPaNp2yNQ

わたしがプラハに行くことはあるのだろうか

mucha-1.jpg
slav17 撮影可能エリアにて

会期は6月5日まで

toge

やっとブッドーカン

2017年6月9日、Theピーズの武道館がいよいよ10日後に迫ってきた。

最初決まったことを聞いたときは、まず驚き、そして喜びよりも本人らにかかる「圧」を心配した。武道館の話しを持ちかけたマネージャーのシュンペーくんの強心臓に「なんてことを!!!」と思う気持ちさえあった。

ソレヲ29ネンマエノワタシガ、ハナデワラッテミテイタ

でも発表後のライブで、これまで長くやってきた曲にまた血が流れて息を吹き返すように歌うハルくんを観て、すごいことが起きたんだ!って、心配を反省した。そうなんだ、心配するより、その先の一押しが必要だったんじゃんずっと、って思い出して、それでシュンペーくんにお礼を言った。

29年前の3月、本八幡?小岩?どっちだったかは忘れたけど、チョコレートシティでTheピーズを初めて観た。わぁぁぁぁぁって、その日にもらったチラシにあった2ヶ月後の「5月屋根裏」っての見て、「屋根裏じゃ客が入り切らねえよ!」と思った。実際は20人くらいでガラガラだった。もちろんのちお客さんは増えていったけれど、一瞬で人気が爆発するって思い込むくらいすごいってなったんだ。
ずーっとライブハウス行ってて、初見で一気に夢中になったバンドは片手くらいしかない。
その中でもピーズはほんとうに衝撃的だった。

チョコレートシティの帰り道のわたしに、
「こっから武道館まで29年かかるんだよ」ってささやいたら
「あほか!そんなかかるわけねーわ!!!」って言われる。喧嘩腰に絶対言う。
そうなのだ、ピーズが武道館やるのは奇跡ではないのだ。
これが最後でなくていい。

マイトシヤッタライイ、29ネンマエノワタシガイウ

とはいえ、最初ってのはいいもんだーーー
ではでは、6月9日武道館で!
20170530.jpg
toge


テガカリをさがして

家で読まれるのを待っててくれた物語をパタンと閉じて、いよいよわたしのやる事に片がついた。
部屋に暮らす小さなもの達は、いやいやまだ書類の山とか、手を伸ばして取るべきほこりやら、やることいっぱいあるでしょうと、聞かすための陰口叩いてこっちをみてる。はいはい、もうおかまいなし。
「こっちは頭ん中のほうがとっちらかってるんだ!」声に出さず叫ぶ
あぁ面倒くさいって、みんな背を向けて、なるべくほこりのない場所へと引っ込んだ。
小さなもの達はどんなに文句を言ってもわたしから離れてはいかない。

実際の書類の山には頭から引っ張り出したアイデアも埋まっている。時間の経過と共につながりを欠いた戯言のようになってしまっている。
目の奥の目を内側に向けて頭ん中覗いてみたら、ここも見事に戯言の山だ。まとめられなかった落書きだらけのノートから、文字や絵だけがバラバラと落っこちて散らばって、とりとめもみゃくらくもない、ない、ない

それでも大丈夫。別に誰も困らない
必要もない、このままで迷惑もかけない、わたしは自由なのだ
だから逃げる必要もない
好きなものを飽くまで見て、嫌いなものを無慈悲なまでに無視をする

寂しいの壁に背を向けて、空を見上げて春の風に当たっている。これがわたしの季節の変わり目
物語の手掛かりを探す旅に出たよ。

20170324.jpg

toge

トウでフユゴモリしてました

3月8日パンパンの塔の新しいミニアルバムが発売されました。
「火曜11時45分」
何か秘密の指令みたいなタイトル

前作の「TOWER OF PANPAN」に続き、ジャケットや盤面、今回は歌詞面の文字組まで全体の制作を担当しました。彼らも4枚目でそろそろ写真を使ったジャケットがあってもいいんじゃないかなと、ライブ写真を撮ってるまめ作くんに撮影してもらい、推し曲の「火曜日のサスペンス」を反映した事件現場、パンパンの塔の奏でる物語の装丁をイメージして、チームパンパンのみんなで完成させました。
ちょっとひんやりするジャケットになってるけれど、なにか歪みの奥に思わず手が伸びて掴んでもらえたらいいな。
ジャケ裏にはここに入った7曲の顔を並べました。一枚の絵でパンパンの塔を表すのはとても難しい。アルバムは「短編集」のようだけど、ちょっと違う。一曲の再生時間は短くても短編ではない。それぞれの曲に個性があってワープするくらい違って、でもパンパンの塔が奏で、鳴らし、歌うとちゃんとひとつの固まりになる。そんな彼らの音楽がまたここに結実しています。
なんか熱の出たおでこにひんやりする何かがのってるような気持ちよさ。かな

アーチスト写真も作ってみたけど、流れたり(MVで小道具になりました〜)、2年前に撮った写真で作ったジャケラフが気に入られ過ぎて、それを超えるのに苦労したり(さらに手前のゆるゆるラフは盤面に採用されてます)、中は自由だったので、絵をいっぱい描いて好きに暴れたり(いたずらな写真の使い方で3人が登場したりしてます)、なんか戦いでした。とても正々堂々とした格闘で、今は清々しく原っぱに大の字になって寝っ転がってる気分です。

11月の終わりに依頼され、もろもろ完成してついこないだまで約3ヶ月、塔の中で仕事部屋を与えられ制作し続けた冬。寒くなかったし、寂しくなかった。
これからは塔を出て、そこを眺めながら自分の制作頑張らねば。もう冬は終わったし、外は寒くなくなってる。寂しくなるけれど、それは作る上では大事なこと。

「火曜11時45分」がたくさんの人に届きますように。わたしはたぶん数百回リピートして聴きましたが、飽きてません。そうした一枚です。

追伸(言い訳)
こもっていたら、年賀状も作らず、年越しをすっ飛ばして春を迎えました。不義理をお許しください。これからゆっくりお便り書きます。




toge
image1.JPG


共通テーマ:moblog

それは、まんげつのヨル

中秋の名月から二日目の夜、1時
わたしは夢を見ていた
サナギから羽化した蝶を見失い
自分よりずっと背の高い木の上の方へ目を凝らし、
蝶を探していた

その時、現実の頭の上から
「パキパキ」と音がした
羽化した!!!飛び起きて枕元を見ると出たてのちょうちょが
たよりない小枝にぶらさがっていた
IMG_1209.jpg

まだ羽は伸びきっていない
足もぷら〜んとしてるのがあるくらい
あぁ、なんて美しいの

途中まで冬を越えるサナギだと思っていたのだけど、日に日に色が濃くなって、
この日はもう完全に羽化手前だと分かるほど様子が違った
IMG_1126.jpgIMG_1186.jpg

明日朝羽化した時の朝食にと花粉がいっぱいあるコスモスを買ってバイトから戻った
様子を見ようと部屋の電気をつけてサナギの入った箱を見ると
右に左に体を動かして暴れてる!
身に危険を感じさせてしまったのだ、、、あわてて電気を消し、
紫外線を発しないLEDの灯りの下に置いたら落ち着いた
もう羽が透けて見えてる
びっくりさせてごめんねごめんねってあやまった
やらねばならぬ仕事もあったが、灯りもつけられないし
早朝の羽化に向け、すぐ寝ることにした
暗い部屋の枕元にLEDランプとコスモスと一緒に置いて眠った
IMG_1205.jpg

羽化する瞬間は見られなくても
サナギを破る音が聞こえたのは感動だった
今も耳に残る「パキパキ」って音を
こうしてサナギを手元に置く前から想像していた
弾け出るような音は想像と同じで、大事な何かがつながったような気持ちになった

それから1時間ほどだんだんと伸びてゆく羽を眺めていた
羽が広がりきると、もう先のない小枝のその先に手足を伸ばしだした
何かで登っていこうとするみたいに書いてあったのを思い出し、
驚かせないよう気をつけながらコスモスに近づけると、
またなんとも弱々しい葉につかまってじっとした
IMG_1241.jpg

時折、羽を動かし、羽ばたく準備をしているようだった
口吻もきれいに合わさって巻けた
ここまでくれば朝を待つだけだ、安心してわたしは眠ることにした

IMG_1256.jpg
目がさめると、夜が明けても眠る前と同じところにいた
おしりから蛹液を垂らし出している
羽ばたきは強くなっているけれど、まだ飛べないようだった
IMG_1251.jpg

その朝は温かった
いつでも飛んで行けるようにと鳥に見つからないぐらいの窓際に置いて、窓を開けた
旅立ちを見守りたかったけれど、バイトがあってそうもゆかない
シャワーを浴びている間にいなくなってるかな、と部屋に戻るも同じ場所に止まっている
だんだん心配になって、コスモスを一輪切り、それにつかまらせ上の方へ移動した
また微妙な形で止まり、余計なことをしてしまったと後悔した
とんでもなく美しいのだけど……
IMG_1266.jpg

サナギさんを手元に置いたのは、心配になったから
それは本心だけども、半分は心配を言い訳に不自然な状況に持ち込んだのだ
去年からずっとわたしが愛でていたみどりの子を
やっと手元に置ける日が来たのだという喜びがあった
でも生き物と暮らすということで、募る心配とうまく向き合えない自分を再確認したり、
かわいくて仕方ないが、悪いことをしたような後ろめたさも消えなかった
だから、あのみどりの子が死なずにちょうちょになってくれて本当にうれしかった
あとは外の世界に自分から戻ってくれたら十分で、
さよならとありがとうを言って
泥棒も躊躇するほど窓を開け放ちバイトへ行った

日暮れ前に家に帰ると、もうそこには何もいなかった
空っぽのサナギの殻とコスモスがあるだけだった
心の底からホッとした
あとは外の世界での幸運を祈るだけ

みどりの子が見せてくれた旅立ちの朝の全て
素晴らしかった
去年に見つけてから大好きになって、アゲハのこといっぱい調べて、
1年後にこんな朝が来た
もう一生で一度のことでいいと思う

怖かっただろうな、ずっと見られてて……ね

山椒の木の観察は続けるけれど、わたしから見えないところでサナギになってくれたらいい
そして幸運な子がまた蝶になり、また山椒の木に次の命を宿してくれたらいい
怖がらせないように見守ろう

あぁ、でも満月の夜にだなんて
偶然じゃないんだろうな
命ってすごい

ロマンチックな秋になったよ
ありがとう

toge

ちょうちょ、ちゅうちょ

家に誰もいなくても「ただいま〜」って帰ったら言う。
そこここにいるかわいい小物たちに言ってるわけではない。
たまに出てくるてんとう虫ちゃんに言ってるわけでもない。
オウチさんに言ってる。

しかし、今日から言う相手がいる。
みどりのサナギさんだ。
(虫写真あり、わたしにはかわいいのですが、苦手な方は見ないでください)

2日前の晴れの日に、うちのアパートにある小さな山椒の木にみどりの子を見つけた。ちょっと前まで木が荒れていて、アゲハも敬遠してたのかぜんぜん幼虫いなかったから、わぁい!とうれしくなって写真など撮っていた。
IMG_1069.jpg
もう10月だし、この子はサナギで越冬するのかなぁ〜うちのとこまでやってきてなればいいのになぁ〜なんて思ってた。午後に見ても同じところにいて、お腹いっぱいなのかななんて思って、翌日は家に篭って作業してたので覗かず、今朝ゴミを出したあと覗くとサナギになってた!
そこで〜〜〜〜〜〜え〜〜〜〜〜
華奢な小枝、ってか自分で食い尽くした葉もない小枝、弱い、弱々しい、今は緑だけど、枯れ枝になったら爪楊枝にもならないくらいスカスカでクニャクニャになっちゃうよ〜、あぁ、なんてこと!食事中に寝ちゃった子どもじゃないんだから……
もう居ても立っても居られない、鳥に食べられるのも心配だ、寄生されるのも心配だ、労働に出るまでに時間もない、決心してハサミを持って階段を降り、とうとう確保。羽化まで見守ることにしました。
IMG_1079.jpg
日照時間が羽化に影響するらしいので、春に蝶になってもらいたいから、ちゃんと夜は暗くなる場所に置きます。寄生蜂にやられてないといいのだけど……心配だなぁ。。。
夏にすごく目立つところでサナギになった子見守ってたんだけど、こんなに目立つのに無事羽化した(残骸での判断ですが)子もいるし、
IMG_0659.jpg

あぁ無事に蝶になれますように。。。

東京で人間以外と暮らすの初めてだよ。
もう何も食べないし、飲まないし、動かないけど、生き物……
家の中でも囲いとかした方がいいのかな、おぉ困惑!
実はこの一年、すごくアゲハチョウについて調べてたのだけど、自分のドアの中に世界が入り込んでしまうとぜんぜん違うんだな、戸惑い!

決断してしまったのだから、一緒に春を待とう
始まった、これもひとつの秋のロマンス

toge

つづく はじまりのあさ

新しい月になった
10月、最初の朝は友だちとの朝
昨夜からお泊りに来てくれたふたりに
和食の朝食を出した
しじみの味噌汁が、味噌が足らず味噌風味のお吸い物になったり、ちょっと失敗。でもしじみのお陰でおいしかった。
まぁ、昨夜のワインが残ってしじみが必要なのはわたしだけだったけどね。

わたしたちが出会ったのは23年前
始めよう、挑戦しようって集まった中で、 たまたま並んで座ったから仲良くなったと思ってた。きっとたまたまとかじゃなかったんだな。いつも一緒にいなくても、頑張ってるんだなぁと感じることが、自分の励みとなる友だちを見つけてたんだ。これからも追いかけて走っていこう。

楽しく暖かな日、素晴らしい余韻
残った白ワインをチビチビやってます

toge
FullSizeRender.jpg


共通テーマ:moblog
前の10件 | -